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江戸時代から伝わる素朴な里神楽 Oohano Kanmai

大波野上段地区で年期神舞を奉納

 平成29年3月20日(月曜・祝日)に大波野上段地区で年期神舞が奉納されました。
まずは前日の準備の様子からお伝えします。当日の神舞の様子は次のページへ

早朝8時に上段地区の皆さんが集まって、各自それぞれの分担の仕事に取りかかりました。まずは、近くの竹藪から舞場に立てる小屋(神殿)の柱となる竹を切り出しました 切り出した竹を舞い場となる田んぼに数人で運びました。
舞い場のシートを敷いて、杭を打つ場所を確認しながら打ち、柱となる竹をそれにくくりつけていきました。ちょっと杭が短すぎたようです。 四方に柱が立つと、次には横木を渡していきます。舞い場が囲まれるようになります。
   
次に高い場所にも竹を渡していきました。上下四方を平行になるようくくりつけていくのが難しいところです。 どんな感じになるのか、四隅に笹を立ててみました。
   
舞い場の他に、来賓席のあるテントや、当日ふるまわれる豚汁やおにぎりなどを置くためのテントも張られました。 小屋の一番高い柱の部分を作りました。大波野神舞では屋根に当たる部分には何も被せません。
   
 最後に、舞い場の地面の整地でしたが、今回は土を入れずに下に金属の板を敷くことにしました。しかし、田んぼの上なので、凸凹があちこちあって整えるのに、やはり泥土を入れました。  本来なら、筵(むしろ)を敷くのですが、最近は簡単なのでシートを敷きます。筵の方が趣があるのですが、舞う方にとっては、足が引っかかるためシートの方が良いらしいです。
   
約2時間くらいで準備が終了しました。あとは、明日の天気が悪くないことを祈るだけです。   

大波野年期神舞について

四年毎に大波野全地区を4つに分け(小行司、上組、中組、八和田)順番に巡って奉納する。各地区にある神社の他に、田畑の中や公園の広場などで舞われる。三月末から四月初旬の桜の開花時期に奉納されることが多く、12の舞を中心にして演舞される。

大波野神舞保存会

〒742-1501
山口県熊毛郡田布施町大波野

TEL 0820-52-3855
Fax 0820-25-3988

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